東日本大震災から1週間が経ちました。
被災地の方々は、まだまだ物理的にも、精神的にもつらい思いをされている事と思います。
ほとんど影響のなかった地域に住む私は、普通の生活を当たり前のように送っている事に、後ろめたさを感じたりもします。
先日、津波の被害を受けた建物の中から、助け出されたおじいさんが、「再建しましょう!!」と笑顔で言っているのをテレビで見ました。また、「自分は無事だから心配しないでね」と心配してるであろう知人を気遣う方々、
炊き出しを手伝う、未だ身内との連絡がつかない高校生など、痛ましい映像の中にも、前向きに必死に生きようとする姿がありました。日々映し出される被災地の映像に、暗い気持ちになっていた自分の方が、励まされている様な気持ちになりました。
いつまでも下を向いてるわけにはいかない!!前を向いて進むしかない!!そんな強い気持ちに、心動かされました。そして、当たり前の生活がどれだけ幸せな事か、どんなにありがたい事か。今更ながら、今回の事で気付かされました。
見渡してみると、寒い冬を耐え抜き、春を待ちわびていた小いさな芽がいっぱいあります。
そして、抜いても抜いても、生えてくる雑草やミントたち。踏まれても踏まれても、毎年顔を出してくれるヒヤシンス。
今はその逞しい生命力がとても愛おしく感じられます。
明けない夜はない。止まない雨はない。
出口のないトンネルはない。
冬来たりなば、春遠からじ・・・
前向きに逞しく未来へ進もうとしている、被災地の方々にも早く暖かい春が訪れますように。